東京で開催された第43回オセロ世界選手権、高橋七段の初優勝で幕を閉じた。
決勝に舞台に上がったのは高梨九段と高橋七段。
この2人は2年前の世界選手権でも決勝で戦っている。
高梨九段は準決勝で佐谷七段を2連勝で下して決勝進出。
高橋七段は準決勝で中国代表の Song Yan を2連勝で下しての決勝進出。
決勝第1局、白番の高梨九段が激戦を制し4石差で勝利。
決勝第2局、互いに殆ど時間を使わずに試合は進み、10分程度で終わったゲームは引き分け。
高梨九段にとっては30石以上取れば負けても優勝、高橋七段にとっては35石以上取らないと優勝できない決勝第3局。序盤でやや優位に立つ高橋七段、ぎりぎり粘る高梨九段。難解な終盤の入口の争いを制したのは高橋七段。高橋七段が◯石差で第3局を制し、2回目の世界戦出場で見事初優勝を決めた。